妊娠と出産と試験。
だいぶ時間が経ってしまったので、思い出しながら記載していこうと思います。
去る2018年。私にとっては非常に濃厚な1年でした。
まずは6年ぶりの妊娠、出産。とその1か月半後に専門医試験!!
医師国家試験のときよりも辛かった(;_;)
妊娠中はお腹が苦しくて数時間も同じ姿勢でいれず、眠気も半端なくて勉強もはかどらず。仕事は通常通りなので時間もまとまってとれなかったけれど、産休入ってからしっかりやるぞ、っと安直な考えでいました。。
いざ産休開始。 わーい!! 数年ぶりの平日フリータイム!!
超フリーダム!!!サイコ~~~!! って感じで毎日ランチを食べ歩き、ランチのあとにパフェやらクレープやら、、ここぞとばかりに平日休みを謳歌し、、気付いたら体重が恐ろしいことに。。
検診のたびに体重を注意される始末。
「運動してくださいね!」
「はいしてます、ウォーキングとか(食べ歩くときだけ)。」
「どのくらい歩いてます?」
「20分は歩いてます」
「・・・2時間くらい歩いている臨月の妊婦さんが多いですよ」
「(@_@) !! は、はい、、ガンバリマス・・・ 」
に、にじかん?? みんなそんな歩いてるの?! と軽く衝撃をうけたことを覚えています。
そしていよいよ出産当日。
実は長男のときは、東京で完全に無痛分娩で楽々出産したため、通常分娩は初めてなのです。
仕事柄、痛いことを他人にはよくしているのですが、(ちゃんとした処置ですよw)
自分は痛いのが大嫌い。本当にドキドキでした。
で、実際はというと・・・
いたいよ~~いた~~~~い!! もう無理~~~~!!
大も小も出そうなんですけど~~~~ (お下品でごめんなさいm(__)m)
先生登場「なになに、大騒ぎしてるって??笑笑」
はい? なんとおっしゃいました??
みんな静かに産めるの??
穴があったら入りたい気分に0.1 秒だけなりましたが、痛みでそんな余裕はありません。
本当につらかったと記憶していますが、いざ終わると、忘れてしまうのが出産の不思議なところですね。
とはいえ、さすが2人目。4時間のスピード出産で、だれも立ち会いに間に合わず、次男は人生で一度しかない決定的瞬間を、パシャパシャ写真をとられることもなく、感動の嵐に包まれることもなく、助産師さんと担当の先生と、見学にきていた研修医に一言おめでとうございまぁすといわれて終わりましたとさ。。かわいそうに(;_;)
そのまさに数分後
夫「おはようございま~す。まだかかりそうですか~~?」
助産師さん「もう産まれましたよ~」
夫「へ? まじ!? はい??」
携帯で連絡する余裕もなく、もうすぐ生まれそうだということ言ってなかった(笑)
その時には出産したら授乳の間に勉強しよ~と甘く考えていましたが、すぐに自分の甘さを痛感することになるのでした。。。
出産直後はホルモンの影響なのか眠気もなく、出産数時間後から夜中まで病室でカリカリお勉強。
見回りの看護師さんに、「なにしてるんですか。回復しないので早く寝てください」と電気を消され、、仕方なく豆電球で黙々とお勉強。。
翌朝、交代した担当Nsに 「youchinababaaさん、朝のカンファで聞きましたけど、夜中までお勉強していたとか。ほどほどにしてくださいね」
カンファで申し送りされるとか、、完全に要注意人物やんww
しかし、数日後、急激に疲れてしまい朦朧とした意識の中で、ひたすら教科書暗記。。
ほとんど頭に入らないのに、不安で寝ることもできないのでとりあえず教科書を眺めていました。
そして退院後。。
次男、寝ない。全然寝ない。本当に寝ない。
そして授乳時間かかる。。
たすけて~~~~。
結局授乳の間3時間お勉強なんて全くできず、1時間くらいまとまって時間が取れればよい方。そのうち長男が帰宅して、ごはん、お風呂、宿題などなど相手していたらあっという間に夜になり、ぐうすか寝ている夫と長男を横目に授乳しながら、資料読み、教科書読み。。
うとうと。。
え~~~ん!!
またか(+_+)。。
この繰り返しで、あっという間に試験前日。本当に受験するのをやめようかと思いました。最後のほうなんて超カリカリイライラして、目に映るものすべてに当たり散らしていたような(汗) 一番のターゲットは犬と夫(^_^.) 試験数日前に、もう離婚してやるーー!!って宣言して一言も話さずに試験会場に向かったような(笑)
なぜあんなにイライラしたのか自分なりに考察してみました。
まずは全く自分の思うようにならない窮屈感。
こんなに自分がつらい思いで育児と家事と勉強をしているのに、だれも労わってくれない、手伝ってくれないという孤独感と嫉妬感。
でも実際は長男も手伝いをしてくれたり、夫も土日は食事の準備はしてくれていました。平日は母が手伝ってくれていました。
ようは、気持ちの寄り添いを欲していたように思います。
大変だろうから仕事を早めに切り上げて早く帰ってくるよ、とか。(長男のときはめちゃ早く帰宅していたのに、次男のときは全く。今回は試験勉強もあるのに)
今日は夜ずっと自分がみるから、朝まで寝ていいよ、とか。(授乳は俺はできないという理由で、泣き声で起きても布団かけなおしてそそくさと寝るだけだった。ミルクでいいんだっつーの。)
頑張ってるね、ってケーキを差し入れしてくれるとか。(太ったんだから食べさせないのが協力だとか謎なこと言ってた)
飲み会を断って手伝うよ、とか。(何度も出張や飲み会が重なった上、なんと試験3日前に自宅でBBQやりたいと言い出した。頭から火が噴いた瞬間だった)
いよいよ試験当日です。
ドキドキ。みんな頭よさそうに見える。。(実際には全員皮膚科医で、点数によって合否が決まるので、別にライバルではない)
そしてさらに問題なのは搾乳! 胸が張るので試験会場のトイレで搾乳するしかないと思っていたのですが、皮膚科は女医が多いせいか、ちゃんと授乳室がありました!
午後の面接はわりと簡単だったのでほっとして終了。
速攻空港へ向かい、予約した便よりも早い便に変更してもらおうと思いました。
しかし、変更不可の早割だったので、キャンセル料金がかかりますと。
しかも、一番早い便はファーストクラスしか空いていないので正規料金がかかると。
う~~ん、悩みましたが、1時間でも2時間でも早く帰りたかったので、変更して帰りました。
ようやく我が家について授乳できる(#^.^#)
と思ったのですが、、なんか出が悪い。。。
ちょっと嫌な予感がしつつも、その後しばらくは母乳中心で授乳をしましたが、
どうも張りにくくなってきたような。。
長男のときも5か月には授乳を終えましたが(産後3か月で復帰したら、速攻で出なくなりました)、ま、まさかもう早っ!? まだ2か月にもなってないのに(汗)
長男のときに5か月で授乳を終えて若干さみしかったので、次男こそは完母!となぜかこだわっていたのですが、だんだん満足してくれないのでミルクを足しつつ、だましだまし母乳を与えていましたが、それも面倒になり(笑)
5か月でハワイ旅行をしたのをきっかけに、長男も5か月で完ミに移行したし、
もういっか!!(ハワイでお酒を飲みたい!)
ということで、すっかりやめました!!
そしたらほんとに一瞬で全くでなくなりました。
あんまり母性がないんでしょうね(笑)
こんな適当なかあちゃんですまんな、息子たち・・・
さて、試験結果はというと。。。
なんとか合格でした!! ほんとにほっとしました。正直自己採点が悪すぎて絶対落ちたと思っていたので。。
よかった~ほんとによかった(涙)
試験に受かって涙がでたのは、高校受験以来です。
そういえば高校受験のときも、母親に怒られないで済む!!という安堵の気持ちで
涙が出たことを思い出しました。 それほど怖い母でした(笑)。
さて、合格したお祝いで、東京、洞爺湖、ハワイなど行ってきましたので、次回に旅行記を綴りたいと思います。